「BRUTUS」読書計画2008

まだ開高健さんの『開口一番』を携帯しながら、書店に立ち寄りました。目に留まったのは「BRUTUS」1/15号の「読書計画2008」でした。ブログで「BRUTUS」の読書特集は知っていましたが、発売が今日でした。

この「読書計画2008」は<32人が独自に視点で、今、読むべき本450冊を案内する!>というユニークなガイドブックなっているとともに、<本と出会う場所。16のカフェ、バー、書店。>も取り上げられています。

450冊も面白そうなのですが、本と出会う場所も、知ったカフェ、バー、書店が並んでいました。本ブログを読んでいる人なら、知った、行った、飲んだ所も数多くあるはずです。例えば、「喫茶と古本 高遠 本の家」、「古本酒場 コクテイル」、「茶房 高円寺書林」、「NOMAD」、「BASARA BOOKS」など。

それらのなかで、京都市にある「Cafe Bibliotic Hello!」の写真が店のいい雰囲気を伝えてくれています。コメントにもあるように、<かなり気持ちのいいカフェ>です。関心のある方は同誌 p.125をご覧下さい。こんな書斎があったら ・・・・・ 。

本も大事ですが、本と出会う場所も大事です。良い本と落ち着いたカフェと美味しい珈琲、この三つが揃えば、それだけで満足です。

BRUTUS (ブルータス) 2008年 1/15号 [雑誌]


池澤夏樹→世界文学全集

最後に、今、改めて「文学全集」が必要な理由を聞いた。
「これは出版の形式です。巻数を限って、毎月刊行する。そういう方法で、僕は潜在的な読者を読書の快楽に誘惑したいのです。今、長い小説を読むのが難しい理由のひとつは、日常生活のスピードがあまりに速いことです。アレグロの日々、超こま切れの時間処理の中に、モデラート・カンタービレの読書を持ち込まなければならない。これを機に、そのコツをつかんでください」