古本屋とブログめぐり

[1] いつもの古本屋めぐりをしました。今日は5冊購入しました。その中に、何とあの『紙つぶて−自作自注最終版』(文藝春秋)が315円で購入できました。二度三度価格を見直しましたが、確かにこの値段でした。久しぶりの!でした。

紙つぶて―自作自注最終版


[2] ブログめぐりをして、12/12の「知ったかぶり週報」で、次の記事を読みました。これはいつも電車の中で感じることを代弁しています。こうした状況が続く限り、<あーこりゃまずいよな>は続きます。これは出版だけの問題ではありません。一個人としても、大きな問題を孕んでいると思います。

<昨朝、満員の地下鉄に飛び乗ったら、たまたま自分の前にいた人たちの中で、NIntendoDSを持ってる人が2人、iPod Touchでテレビドラマを見てる人が1人、スマートフォンでメールチェックしている人が一人・・・雑誌や本を読んでる人は誰もいなくて「あーこりゃまずいよな」と思う次第で。>

[3] ブログめぐりからもうひとつ。12/12「晩鮭亭日常」に「ブ」の経験則が記されていました。

<105円棚の知識本が薄く魅力のない店は他の棚にも期待できないというのが僕の経験則である>*1

同感なのですが、それ以外にも「ブ」の経験則があります。私の場合には、補充棚(本)に掘り出し本あり、でしょうか。補充する本の中に意外な本が紛れており、これを見逃す手はないと思います。

しかし、常時補充棚(本)があるわけではありません。補充日と時間がある程度特定できればいいのですが、これはムリ。あれば見る、見忘れずということになります。

それ以上に必要なことは眼力の強化でしょうか。集中して本棚を見続け、掘り出し本を見落とさないための。

*1:岡崎武志さんも「中央公論」10月号の「古本屋を十倍楽しむ方法」で同じことを書いていました。<私の知る限り、均一台が充実している店は、店内の品揃えもまた良質である。その逆も真なり。均一台はその店の顔でもあるのだ>