外山滋比古『思考の整理学』
一日書き忘れたブログを今日書いています。
12月12日日経新聞夕刊「ベストセラーの裏側」に<二十年前に出た本が今、時ならぬベストセラーになっている>といいます。
その本は外山滋比古さんの『思考の整理学』(ちくま文庫)。ちくま文庫では定番のベストセラーなのですが、最近売上が急増しているそうです。*1
この急増のきっかけは地方の書店員が書いたPOPだといいます。
その内容は<もっと若い時に読んでいれば・・・・・・。そう思わずにはいられません>という真情に満ちた言葉が人の心に触れたということです。
本がヒットする「なにか」はこんな小さなことから始まります。たかだかPOPというなかれ。日々の小さな積み重ねが人の心を動かすのです。
「ベストセラーの裏側」には必ずこうした「なにか」があるのです。
*1:昨年八月時点で累計部数十七万を数えていたが、その後一年強で三十三万までに急増した、といいます