気になる1冊

先週の「週刊文春」を読んでいて、気になる1冊を見つけました。

毎週、この週刊誌は100円雑誌の店頭から買ってくることが多く、当たり外れもあります。先々週は買った「週刊文春」に几帳面にボールペンでサイドラインが引かれていて驚きました。

週刊誌を線をひきながら、読む人がいるのです。業界の人、あるいはライター? その線引きの箇所はその記事の要点らしいところにばかり。こうした週刊誌の読み方もあるのだと少々驚きました。

今回はそうした線引き週刊誌ではなく、普通の週刊誌で安心?して読むことができました。まず「文春図書館」から、そして最後の坪内祐三さんの「文庫本を狙え」へ。その坪内さんが今回、田中小実昌さんの『新編かぶりつき人生』(河出文庫)を取り上げていました。

田中小実昌の愛読者である私は小実昌さんの本の八割以上を持っているが、そんな私も未入手(未読)のレアな一冊に『かぶりつき人生』(三一新書・一九六四年)がある。>

その『かぶりつき人生』がこの河出文庫には収録されているといいます。レアな一冊なので、やはり今日の気になる一冊として記しておきたいと思います。

新編かぶりつき人生 (河出文庫 た 20-5)