ブログめぐりから

グログめぐりをして幾つか気づいたこと。

◇「田中栞日記」の「本日の古本買い」で、田中さんがいい古本を買っていました。

例えば、長沢規矩也『古書のはなし―書誌学入門』(冨山房)、櫛笥節男『書庫渉猟』(おうふう)、『めぐりあいし人々―築地書館の50年』(築地書館)、華雪『静物画』『石の遊び』(平凡社)等々。

田中さんは「ブ」自由が丘駅前店で購入したそうです。ここは駅前でもあり、カフェもあり、人通りのある立地です。こうしたシブイ本も買えるんだと驚いています。ここは要チェックです。

岡崎武志さんの新しい本が企画中。「okatakeの日記」の10/22「みんな怒ってる」では、次のように書いてありました。

「ぼくのスクラップブックと、各雑誌に発表した原稿から、本を一冊つくってもらえることになった。晶文社から出るのだ。映画評論、笑芸エッセイ、古本、文芸評論などを収めるバラエティブックになりそう。来春発行を目指す」

バラエティブックですから、内容はいろいろ盛り沢山です。どんな本になるか、今から愉しみです。でも先が長い。待つこともひとつの愉しみ。

◇ 著者が自らのブログで先行予告するケースが増えています。岡崎さんの本もそうですし、「古書の森日記 by Hisako」の黒岩比佐子さんもこの12月に2冊の本を出すことをブログ「12月に本が出ます」に書いています。

「もう少し近づいたらまたこの場に書きますが、12月に拙著が2冊発売されます。上旬に国木田独歩の本、下旬に村井弦斎の『食道楽』に関する本で、前者は選書、後者は新書ですが、どちらも300ページを超える予定なので、値段から言えば本当にお買い得です(著者がいうのもなんですが)」

先行予告ですから、詳しくは追ってまたブログに書き込まれると思いますが、さてその内容が気になります。

◇ 著書の詳細を掲載しているのが、梅田望夫さんの『ウェブ時代をゆく』(ちくま新書)です。「My Life Between Silicon Valley and Japan」の「「新刊ウェブ時代をゆく」11月6日刊行」では、次のように書き、目次の詳細も掲載しています。

「この本は「ウェブ進化論」以降、本欄読者の方々をはじめ膨大なネット上の同書への感想をすべて読みながら、一年半かけて考え続けてきたことの全てです」

そして、帯には「『ウェブ進化論』完結編!」とあります。この『ウェブ進化論』も売れましたね。その総まとめだそうです。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか