今日は新書3冊

今日御茶ノ水に行く機会があり、駅前の丸善に立ち寄りました。以前はよく来ていましたが、ここのところご無沙汰でした。書店の中に入り、新書と文庫の新刊を見ました。売場では新書ばかりが目立ち、文庫が見つけるのにひと苦労。

しかし、これもある程度書店に行っていないと、頭の中にその書店の見取り図ができませんので、仕方のないことかもしれません。見取り図があっても、次に行った時に棚が移動していたりすると、迷路の森に入ったようで、もう一度図面を引き直さねばなりません。

そんなことを思いながら、新書コーナーに行き、新刊をチェックしました。購入をきめていたのが、四方田犬彦『人間を守る読書』(文春新書)。それから最近書店を探しても見つからない 山村修『<狐>が選んだ入門書』(ちくま新書)の2冊。

人間を守る読書 (文春新書 592)     “狐”が選んだ入門書 (ちくま新書)


四方田さんの新書はすぐに見つかったのですが、山村さんの新書はちくま新書の棚を新刊から遡り、どうにか見つけました。奥付を見ると、まだ初版。あまり売れていないのか。これよりあとに出した『書評家<狐>の読書遺産』(ちくま新書)もよかったのですが。

それから各新書を見ましたが、本当に新書ブーム、さまざまな新書が並んでいました。岩波新書は図書館で借りて読むことが多く買ってはいません。が、辰濃和男『文章のみがき方』(岩波新書)は書き出しからなかなかいいので、これを3冊目に加えました。

帯を見ると、<元「天声人語」筆者のロングセラー、『文章の書き方』に続く姉妹編>とあります。それよりなにより、冒頭の「1. 毎日書く」で次のように書いています。

「毎日の素振りをせず、いくら野球の解説書を読んでも、野球がうまくなるはずはありません。日記は、野球でいう素振りでしょう」

この「日記」を「ブログ」と置き換えてもいいと思います。悩んだ時はまずその本を読んでみて、とは誰の本だったでしょうか。今回は読んで買いました。