ブログめぐりから

アンテナを一巡すると、秋のニューヨークをじっくり見てしまいます。ブログは「ニューヨーの遊び方」。セントラルパークの花畑がきれいだったり、ロックフェラーセンターの前のスケートリンクがオープンしたり、NYは秋から冬に変わりつつあります。

もう一つ海外の話ですが、少し休止していました「書斎のうちそと」で、silverspoonsjpさんが書店めぐり(海外編)を書いています。9月に海外に行ってきたようで、ブログではまずイタリアの書店を取り上げています。

これからはイタリア→スイス→オランダ→ベルギーという経路でヨーロッパを廻るので、イタリア以外の書店の紹介はこれからです。例えば、「森のある本屋さん」ですが、いい雰囲気の書店です。

「一古書肆のブログ」で、世界の書店の写真を掲載していました。これはflickrからの紹介でしたが、silverspoonsjpさんの場合は現地レポートです。大いに期待したい。

最後に、「東川端参丁目の備忘録」の「気になる本 文芸」で、永沢光雄編/永沢昌子編『神様のプレゼント』(産經新聞出版)に触れていました。

ご承知の通り、永沢光雄さんは下咽喉頭癌の手術で声を失い、癌と戦い続けました。そのた亡くなるまで書き続けた「生病老死」に加えて、母親や妻のエッセイ等が含まれているといいます。

先日の「秋も一箱古本市」でも、永沢さんの『声をなくして』(晶文社)を出品したのですが、手に取る人が少なかったように思います。これは永沢さんの闘病記で、内容は少し重いのですが、一読に値します。

永沢光雄さん、もっと注目されていい作家だと思います。

雫である。
人の、一人の人間の一生なんて、
雫である。
心からそう想う。
(あとがきより)