ジャケ買いって、なに?

今日の日経新聞の「活字に海で」でジャケ買いを取り上げていました。ジャケ買いって、なに?と思って、記事を読んでみると、「本の内容よりも、表紙を気に入って購入すること」だそうです。

かつては音楽CDの購入基準であった、このジャケ買いが写真集や画集に広がり、さらにビジネス書や古典にまで拡がっているといいます。

やはり見た目の時代?( 竹内一郎著『人は見た目が9割』(新潮新書)という新書が85万部を超えるヒットしたとか。)

例えば、文庫本のカバーを変えて大ヒットしたのが太宰治著『人間失格』(集英社文庫)だそうです。あの『DEATH NOTE』の作者、小畑健さんの書き下ろしの表紙にしたところ、2ヶ月間で5刷9万部売れたそうです。

なるほど、そういうこともあるのだと驚いています。こうなってくると、表紙=カバーデザインも本を購入する重要な要素ということになります。売れるためには、見た目重視。

これからこうした本の「整形」が増えてくるのではないでしょうか。売れるためには「整形」も必要です。それでもいいのかもしれません。その時代ごとのニーズがあるのですから。

価値観も多様化?しているなかで、本の価値もその人がよければいい、ということになります。が、見た目9割、残り内容1割、だからこそ見た目を重視せざるを得ないのかもしれません。

本も見た目の時代!

     ずばり東京 (光文社文庫 か 40-4 開高健ルポルタージュ選集)


さて、どちらの表紙がお好みでしょうか。