鹿島茂さんの本と由良君美さんの本

今日は本についてちょっといい話がありました。それだけでもなにか愉しくなります。まず、第一は「一角獣の頭蓋骨」の9/1「外市に行った!」で、外市の購入報告が記されていますが、その中に次のことが書いてありました。

「『鹿島茂の書評大全 和物篇』『鹿島茂の書評大全 洋物篇』(毎日新聞社)をジュンク堂で目撃。これは読みたい。」

この日、mttさんがジュンク堂で目撃しているということは発売されているということ。これは愉しみです。以前もブログで触れましたが、ようやくこの本を読むことができます。*1

鶴見俊輔さんの書評集も出版されていますが、鹿島茂さんのこの書評集も読みたい。ご両人ともなにより本が好きな方々です。そうした方々の本を読むと、新しい本の世界が拡がり、もっともっと本が読みたくなります。

第二は、高山宏さんの『超人高山宏のつくりかた』や四方田犬彦さんの『先生と私』でも触れています、由良君美さんの本のことです。

この2冊の本により、由良君美さんのことが話題になるとは誰も予想していませんでした。それがいまは書評やブログで取り上げられ、話題になっています。私も由良さんの本をまだ読んでいません。

古書店や展示会などでも、由良さんの本を探すのですが、見つけることが困難です。まれに、見つけても高値であったり、不良であったり、なかなか手にすることができませんでした。

先日図書館に予約し待っていましたら、今日次の3冊を確保してあると連絡があり、早速取りに行ってきました。この3冊は読みたい、と思っていましたので、足取りも軽く帰ってきました。

     


最後の『みみずく英学塾』を見ますと、この他に青土社から「由良君美の本」として次の2冊も出版されていました。参考まで。

  • 『椿説 泰西浪漫派文学談義』                       浪漫派文学・芸術について、恐怖伝奇小説の研究から、ナイト・ハウスの風俗まで、薀蓄をかたむけて語る。
  • 風狂 虎の巻』                               風狂は人の深層に潜む<逸脱>への情熱である。憑かれた夢の系譜をたどり、根源的旅情に殉じた人々を語る。

*1:それにしても、いつもこのブログ「一角獣の頭蓋骨」を見て思うことは、mttさんの本の購入数が半端ではないということ。本当によく本を買う。これにはいつも驚いています。

*2:このカバーも掲載する予定でしたが、少し汚れていて、どう加工しても見れる状態ではなく、掲載しませんでした。