テレビ・ドラマ「ハゲタカ」を見て

初めは何気なく見たのですが、これが途中から面白くなり、今週は初回を除き、すべてを見てしまいました。それがNHKのテレビ・ドラマ「ハゲタカ」でした。

このドラマはバブルがはじけ、銀行が迷走し、外資ファンドが登場、会社が売買される時代を描いたものです。会社と会社の利害が対立し、人と人と愛憎し、人と金が絡み合い、ドラマは進行していきます。

自分の体験もあり、ドラマのビジネスシーンはかなりリアルだと思いました。ちょっと身につまされる場面も多々ありました。また、外資ファンドについても、このドラマで教えたもらったことが多くありました。

テレビもこういうドラマを創ってくれると、もう一度テレビを見直したいと思います。テレビは視聴率が基準となっていますが、いいドラマ(これが本であっても、ドラマであっても、芝居であっても)いいと実感しました。

ストーリーは、柴田恭平さん、大森南朋さん、松田龍平さん、西山千明さんを中心に展開するのですが、菅原文太さん、大杉漣さん、田中泯さんなどシブイ役者が脇を固めています。このキャスティングもいい。

特に大森南朋さんの演技は、対立する柴田恭平さんに対して、十分なカウンターパワー(いや、それ以上か)を持っていたように思います。この大森さんは舞踏集団『大駱駝艦』を主宰する俳優の麿赤児さんの息子です。

このドラマについて詳しく知りたい人はNHKの「ハゲタカ」のHPをご覧下さい。そして、このドラマを見てください。おそらくまた再放送すると思いますので。