「書肆アクセス」と「古本うさぎ書林」

久しぶりにブログめぐり。ブログを見たり読んだりしていると、いろいろな見方や考え方を知ることができ、暑さに疲れた脳が刺激されます。何も見ない・聞かない・言わないという世界を反転するためにも、ブログはいいノイズに溢れています。

そこで、今日取り上げるのが「空想書店 書肆紅屋」の8/21「書肆アクセス考」です。これは11月に閉店の決った「書肆アクセス」について、いままでのブログに書かれていた思いを総まとめした内容になっています。一読を。

「ひとりひとりの心に深く入りこみ影響を与える強さは他のメディアではできないこと。人生を変えた本はあってもテレビ番組はまずないだろう。むしろ数が少ないのを前提として、多様なニーズに対応するためにもより多種であることは必要ではないだろうか。」

次は「古本うさぎ書林の日日平安」の8/21「模索中」。古本うさぎ書林と言えば、ネット書店の先駆けとして、また成功モデルとして、参考にした方も多いのではないでしょうか。私もその一人です。

その古本うさぎ書林がネット販売を休止し、展示会販売に重点を置くようです。試行錯誤を繰り返した結果なのでしょうが、販売方法の転換はそれなりの覚悟がいることですし、実績という裏づけ*1があってこそ可能です。この点、単なるプランに終わらず、実践している点がさすがだと思います。

さらに販売方法のなかで、「まだやっていないことは自家目録と実店舗」だといいます。2つの可能性は残してあるとのことですが、ここまでやってきたのですから、ぜひその販売方法も試してもらいたいと思います。

*1:ブログを読むと、(渋谷大古本市では千数百冊販売しました)とあります。こんなに売れるんだ、と改めて驚いています。