下鴨納涼古本まつり

この下鴨納涼古本まつりに行ってきた方々のブログがあちこちで読むことができます。本ブログをやっている人たちのなかでも、この古本市に行ってきた人が多いのではないでしょうか。それだけ魅力的な古本まつりなのです。*1

私も時間さえあれば行ったのですが、どうしても調整ができずに、行くことができませんでした。連日の猛暑の中、行ってきた人たちのブログの読んでいます。今回の古本まつりは例年になく、盛り上がっていたような気がします。

例えば、

「sumus」同人の方々(岡崎さん、山本さん、林さん、南陀楼さん、荻原さんなど)も京都に結集し、sumus友の会があり、恒例の岡崎武志×山本善行の「古本十番勝負」を行っています。

その「古本十番勝負」の内容は「ナンダロウアヤシゲな日々」の「京都の夏は古本の海に漂う」に詳しく掲載されています。*2

また、林哲夫さんの本『古本屋を怒らせる方法』(白水社)も出版されました。今年は本当に「スムース」同人の方々の出版ラッシュの年。岡崎武志さんのブログを読んでいると、『古本病のかかり方』がちくま文庫入りするようです。

古本屋を怒らせる方法      古本病のかかり方

*1:「書物蔵:古本オモシロガリズム」の「「下鴨納涼古本まつり」考 」を見ると、「ある新聞記事には80万冊とあった。いま手許の参加店一覧(会場配布のチラシ)をみると38店舗参加しとるから、1店あたり約2万冊もってきとったとゆーわけね。」とあります。すごい本の数です。これだけあると本好きにとっては選び放題ですね。でも猛暑を考えると、見るだけで疲れる数かもしれません。

*2:その中から気になった本(南陀楼さんのブログからの引用)
第2回戦 先行=山本。中桐文子『美酒すこし』』(筑摩書房)3冊500円。詩人・中桐雅夫の思い出。
第3回戦 後攻=山本。開高健『ずばり東京』の単行本初版。200円。辻まことの装幀。
第4回戦 先行=山本。『濱田隼雄作品集』100円。そりゃ、誰なの? という名前だが、「富ノ沢麟太郎伝が入ってるよ」の一言に、古本者のどよめきが。
第7回戦 先行=岡崎。イヴリン・ウォー吉田健一訳『ブライヅヘッドふたたび』(筑摩書房)200円。ちくま文庫にも入っているが、単行本は宇野亜喜良の装幀というのがミソ。