9月の文庫本

東川端参丁目の備忘録の8/6「9月刊行予定の文庫」を眺めていると、次の4冊が気になりました。暑い夏、外に出るのも、覚悟がいる。そんな日々が続いています。予想通り、酷暑の夏が今年の夏になりそうです。

すでに開高健さんのルポルタージュはすでにブログで書きました。そういえば、いつでしたか坪内祐三さんが「週刊文春」で開高健さんの『日本人の遊び場』(光文社文庫)を取り上げていました。

東川端さんも書いていましたが、竹中さんの本が文庫になるのは、ほんと、何年ぶりではないでしょうか。一時期、ちくま文庫の竹中本を集めたことがあるのですが、新しく『無頼の点鬼簿』が9月読むことができます。

梶山さんの本はルポライターとしての梶山季之さんの名著といわれたもの。梶山さんの本を、いまあまり読む人が少ないのかもしれません。当時「マスコミの寵児」といわれ、悪戦苦闘、ルポから大衆小説まで幅広く活躍していました。

最後はあの山本夏彦さんの長男が父の手帳やノートをまとめた本が文庫化されました。単行本は手元にあるのですが、文庫になる場合に解説者が気になります。意外な人ならば買いますが、そうでないなら解説のみ立読みします。さてどちらに転ぶか。

8月をしのげばどうにか9月。古本市も企画され、いい文庫の出版され、「読書の秋」に相応しい時期になります。それまでじっと我慢ですね。