「ウィークエンド・ワセダ」へ

とにかく暑い、汗が滴り落ちる。そんな午後、高田馬場から歩いて、「ウィークエンド・ワセダ」の会場、古書現世へ行きました。外にある棚と箱を見ている余裕もなく、中へ入り、棚を見て、2冊購入しました。

一銭五厘たちの横丁 (岩波現代文庫)     ぼくの人生案内


前書は晶文社から出版されたものを岩波が岩波現代文庫として出版。写真が桑原甲子雄さん。児玉隆也さんが立花隆さんと同じ時期のルポラター。この二人の「田中角栄研究」で政界を動かしたのは周知の通り。

後書は田村隆一さんの「ぼくの・・・」シリーズです。この本以外、『ぼくの遊覧船』や『ぼくの交響楽』などがあります。今年の2月に田村さんの『若い荒地』(講談社学芸文庫)が出版されました。それ以来、田村さんへの関心が高まっています。

若い荒地 (講談社文芸文庫)


次は立石書店へ。それにしても暑い。歩いてくるだけで汗だく、びっしょり。ここで、南陀楼さんの本を1冊購入しました。

書店でとりさんと会いました。人のことは言えないのですが、本当に本好きがいるのだと驚きました。新宿へ行かなければならず、挨拶のみ。同じ道程を高田馬場まで戻りました。

次は新宿京王百貨店での古書市

外にいるより、デパートの中は格別涼しいのです。新宿京王の7階大催事場で「第57回東西老舗大古書市」が2日(木)〜7日(火)まで開催され、夜は8時までやっています。

そこを一通り一巡、大体いいと思う本の値段が1000円平均。やはり場所代を含んでいる分、高値。さてどうしようか。もう一度気になった棚を見直し、どうにか1冊を見つけました。

この本は、別の展示会では2000円以上でしたが、今回の古本市では1000円の値が付いていました。裸本でしたが、この1冊をワンコインで拾うことができ、どうにかゼロは免れました。

※本日「四谷書房」のサイトを更新しました。