電車本のこと

梅雨が明けたのか明けないのか。はっきりしない天候が続きます。湿度が高く、むし暑く、やはりクーラーということになります。電車の中もクーラーが強めになっており、ふっと一息つけることが何よりです。

一角獣の頭蓋骨」を読んでいると、「電車本」という言葉が書いてありました。電車の中で読む本のことですが、本が売れないといわれる中で、電車の中で本を読んでいる人は多い。他に、携帯を見ている人やiPodなどで音楽を聴いている人など様々です。

一番困るのが、混雑している車内で新聞を読んでいる人、音楽をイヤホーンから音洩れしている人です。無神経としか言いようのない状況。そう何か食べている人や化粧をしている人もいますね。電車はそれぞれの個室?になってしまいました。

話を「電車本」に戻します。「一角獣の頭蓋骨」のmttさんの「電車本」は次の通りです。

ちなみに今の電車本は、殿山泰司『三文役者 あなあきい伝 PART1』(ちくま文庫)、ドストエフスキー地下室の手記』(講談社古典新訳文庫)、谷沢永一『紙つぶて』(文春文庫)の3冊。電車に乗る時間が長いので、とっかえひっかえ読んでいる。

私の場合は、文庫か新書。ドストエフスキーまでいってしまいますと、少々重い。どちらかといいと軽めの内容の本にしています。そうなると、内容はエッセイということになります。(「電車本」の条件は小さく、軽く、読みやすいこと。)

最近は各駅停車の電車の中で、ぐっすりということも多くなっています。それでもなにもないと手持ち無沙汰になりますので、「電車本」を必ず1冊は持っています。いま鞄の中に入れている文庫は次の1冊。さて、皆さんの「電車本」は?

本を枕に