こんなこともあるんだ

ブログを見ていると、読んでいると、・・・ どちらかというと、見ることの方が多いのかもしれません ・・・ と驚くべきことに出くわすことがあります。こんなことあるんだとびっくりしました。なにより、書店(古本屋含む)の大敵は万引きなのです。

ネットショップでは問題になりませんが、リアルショップではこれが大問題です。書店は防犯カメラをつけたり、店主が自ら監視したり。それでも万引きはなくならないのです。この防止策を考えてみたところで、いたちごっこにしか過ぎません。

そうした現実を如実に物語っているのが、「古書ほうろう」のブログです。そこにはこうした表示を見るのもネット上で初めてですので、ぜひ紹介したいと思いました。

一昨日、新入荷のサンリオ文庫を黙ってごっそり持って行かれた方へ。あなたの顔はカメラにはっきりと写っています。直ちに、郵送するなりポストに入れるなりして、返却してください。一週間だけ待ちます。

サンリオ文庫を狙うなんて、それなりの本好きにちがいないのですが、あまりにもやり方がひどいように思います。こうした告知で、本を返却してくれるかどうか。なりゆきを見守りたいと思います。

実に当店もネットショップを始めて、一度だけ本が行方不明になり、お客様にたいへんご迷惑をかけたことがあります。お客様からまだ届いていない連絡をもらい、発送した郵便局に調査を依頼し、待つこと1ヶ月半。

調べてくれたそうですが、結果わからずとの郵便が届きました。これは「事故」として処理しましたが、それにしても時間がかかりすぎます。この一件が痛恨の「事故」でした。それ以上に、リアルショップはむずかしい。このように、店で商品をやられる!のですから。

いろいろな機器を使っての確認等もありますが、自らの責任において、自らの在庫を管理していかねばなりません。最終的には自己防衛しかないということでしょうか。

それにしても、「新入荷のサンリオ文庫を黙ってごっそり持って行かれた」。このことをネットで公開することも含め、こんなことが、本当にあるんだ、というのが率直な感想です。