買ったのは『BRUTUS』
「雑誌の特集は本・本・本」で、本の特集を取り上げました。書店に行き、雑誌を見ました。『日経WOMAN』『日経おとなのOFF』など。最終的に買ったのは『BRUTUS』でした。
立読み雑誌と買う雑誌は明らかにちがいます。立読み雑誌はひと目で判別できる見るだけの雑誌です。買う雑誌は見るだけでなく、読む気にさせます。また手元に置いて、別な機会や用途に活用できる、何かが含まれています。
購入の「BRUTUS」8/1号は「ニッポン観光2007」で、日本の、というよりもニッポンの観光地をガイコクジンという眼と知られていない観光地という視点で紹介しています。さらに「旅好き49人が選んだニッポンを旅したくなる本143冊」が綴じ込みでついています。
中江有里さんから岡崎武志さんまで49人が3冊ずつ旅本を紹介しています。143冊をひと通り眺めると、気になる本が何冊か。一番気になる本が江口宏志さんの『旅する哲学』。江口さんは「文系旅行者にはこれ以上のガイドブックは存在しない、と断言しています。
紹介者 | 書名 | 著者 | 出版社 |
---|---|---|---|
江口宏志 | 旅する哲学 | アラン・ド・ボトン | 集英社 |
福田里香 | 手仕事の日本 | 柳宗悦 | 岩波文庫 |
辛酸 なめ子 |
ROADSIDE JAPAN (東・西日本編) |
都築響一 | ちくま 文庫 |
鈴木謙介 | 江戸東京物語 都心編 | 新潮社編 | 新潮文庫 |
市川慎子 | 温泉百話 東の旅 | 種村季弘 池内紀編 |
ちくま 文庫 |
岡崎武志 | 山のパンセ | 串田孫一 | 岩波文庫 |
※江口宏志=書店
最後に次の一冊を。机上の旅行者(テーブル・トラベラー)としての旅とはなにかについて書いてあります。ちょっと硬いかもしれませんが、『旅の文法』山崎昌夫(晶文社)を一冊追加しておきます。
書物のなかの旅人たち
ぼくは迷子なのだ−亡命者から都市生活者まで、おびただしい書物のうちに記録された旅人たちの世界。想像力のための旅の百科!(帯より)