文庫を買う時は慎重に

今日、久しぶりに新宿のジュンク堂に立ち寄りました。各フロアのレイア-ウトが変わってから、どうもまだ本の在り処がまだ把握できていません。以前はそんなことがなかったのですが、情けない。

行きつけの書店だと、どこになにががあることぐらいはすぐわかり、自分の必要な本を見つける手間がかからない。新刊も素早く見つけ出すことができました。

しかし、その記憶がフロアのレイアウト変更に伴い、ぐちゃぐちゃになってしまうと、修復するのに時間がかかります。特にジュンク堂のように大きくなればなるほど。

今回は気になる文庫が何冊かあったので、まず文庫と新書の新刊を見て廻りました。例えば、高島俊男さんや坂崎重盛さんの文庫など。

取り急ぎ、どんどん関心のある文庫をピックアップしました。知らぬ間に5冊以上の文庫が手の中にありました。まだ各棚の半分も見ていないのに、もうこの数です。これまた困った。

仕方なく、次の3冊を絞り込みました。どこかで思い切らないと、こればかりは切りがありません。今日はほしい文庫をメモし、後日「ブ」で探すことに。

麗しき男性誌  TOKYO老舗・古町・お忍び散歩  本業失格


高島俊男さんの文庫『お言葉ですが…8 同期の桜』(文春文庫)を見たときに、それ以外の同文庫も結構揃っていました。持っていない文庫を調べて、全部揃えようかと思ったので、今回はパス。

坂崎重盛さんの『TOKYO 老舗・古町・お忍び散歩』は中川六平さんが解説「この本とビールを飲んでください」を書いています。坂崎さん+中川さんで、これは買いです。(中川さんの文を読むのはこれがはじめて?)

最後の松浦さんの本は一回読んだ記憶がうっすらとあるのですが、持っていたかどうか? 先日『最高に最低の本屋』を購入。松浦さんの本を集めようかと考えていたので、まあいいかの一冊。

家に戻り、一冊ずつ文庫を見ていますと 斎藤美奈子さんの『麗しき男性誌』はなんと単行本の『男性誌探訪』の文庫化でした。「*なお、文庫化にあたり、改題いたしました。」

最近は文庫化で、改題する本も多く、こうした題名に紛らわされぬよう注意が必要です。もっと慎重に選べばよかったと後悔しても・・・。