図書館に注目!

いま図書館が変わりつつあります。例えば、今日の日経新聞の東京・首都圏経済では千代田区図書館が5月に新しくオープンして1ヶ月が過ぎ、評判上々との記事が掲載されていました。

同図書館はコンシェルジュの導入、ビジネスマン支援など、新機軸を打ち出し、利用客を3.8倍に増加しました。いままでの旧態依然の図書館を新しい図書館として再生させました。

これをひとつのモデルに他の図書館でもどんどん利用者が活用しやすい環境作りをしてほしいと思います。このモデルがさらに進化し、新し地域の情報センターになればなおいいでしょう。

菅谷明子さんは『未来をつくる図書館−ニューヨークからの報告−』(岩波新書)で、図書館の機能について書いています。

  1. 印刷媒体から電子情報、出版ルートに乗らないチラシから歴史記録まで、多様な媒体による豊富な情報を、過去にさかのぼって体系的に蓄積する
  • 膨大な情報のなかから適切なものを選び出し、評価を加え、アクセスしやすい検索システムづくりをするなど、情報の水先案内・知のガイドとなる
  • 市民の情報活用力を育成するとともに、情報環境を整備する
  • 人と人との出会いの場を創出し、新しい知を生み出す
  • 研究スペースなど、知的活動のための空間を提供する
  • 著作権や、デジタル化などをめぐる新しい動きに対して、民主的な情報環境作りのために行動する p216

また「BOOKアサヒコム」で次の記事「図書館はネット時代の「情報のコンシェルジェ」だ」を読みました。

そこではネット上の図書館サイトを紹介し、各図書館がデジタル面でも創意工夫のサイト作りをしていることが書かれていました。その図書館は次の通り。これらの図書館は日本図書館協会公共図書館リンク集から探すことができるといいます。

未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告―     TOKYO図書館日和

※左は菅谷明子著『未来をつくる図書館−ニューヨークからの報告−』(岩波新書)、右は富沢良子著『TOKYO図書館日和』(アスペクト)で、最新の東京の図書館を紹介しています。*1

ちょうどこの記事を書いてから、ブログめぐりをすると、「一古書肆のブログ」の6/16「part.3 flickrで巡る「世界の図書館」 〜本と現代建築〜」で世界の図書館の写真を掲載していました。グッド・タイミング。こちらもご覧ください。

*1:写真がともにぼやけています。写真が鮮明であれば、本のイメージがよくなります。本だからと等閑にできない点です。そう思うと、はっきりとした写真と入れ変えたくなりますね。