毎日新聞の「書評・今週の本棚」

以前は毎週日曜日に必ず毎日新聞を買いに行っていました。が、最近はMSNと毎日新聞が提携し、毎日新聞の「書評・今週の本棚」が同日ネットで読めるようになりました。

そうなると、当然のことですが、毎日新聞を買いに行かなくなりました。特にそれ以外の記事を読むために新聞を買いに行ったわけでもありませんので。こうして読者が一人新聞からネットへということになり、購読者が減ります。

こういうことはリアルとネットの場合に必ず起こることで、多くのメディアがこうした危機に直面しています。これは新聞とネットだけの問題ではありません。様々なメディアとネットとの問題でもあります。

この問題が難問です。どう解いていいのか。将来的にはメディアの分岐点になるような気がします。

とにかく、毎日新聞の「書評・今週の本棚」の評者がいい。そして、取り上げる本もなかなかで、それをリアルタイムに読めることが一番。特に今週のラインナップは次の通りで、じっくり読んでしまいました。

  • 鹿島 茂・評 『知識人の時代…』=ミシェル・ヴィノック著
  • 丸谷才一・評 『ぼくの複線人生』=福原義春・著
  • 森谷正規・評 『「新しい中国」で成功する!…』=高橋基人・著
  • 藤森照信・評 『割り箸はもったいない?−食卓から…』=田中淳夫・著

この毎日新聞の書評欄(ネット版)は本好きにとって、かなり魅力的なページであることは明らかです。