文庫もフリーペーパーに

昨日所用で新宿の紀伊國屋書店に行きました。1階の入口で、派手な文庫が無料で配布されていました。一冊もらうと、それが『ケドを読む』*1でした。文庫がフリーぺーパーのように無料で配られていました。

その文庫を見てみると、糸井重里さんが「文庫のかたちのフリーペーパー」として企画したようです。これは『ケド戦記』のDVDを売り出すための販売促進でした。

しかし、この企画はちょっとした驚きでした。この文庫をもらっている人は何かな?と文庫に手が伸びます。もらった後は納得するかしないかですが、それを手に取ってもらうだけでも販促効果ありです。

この文庫作戦が奏功するかどうか、今後の成り行きに注目です。*2

*1:著者だけ見ても、すごいラインナップです。糸井重里中沢新一宮崎駿河合隼雄清水真砂子上橋菜穂子中村うさぎ佐藤忠男と続いています。そして最後に河合隼雄×宮崎吾朗さんの対談が掲載されています。これはいままでの『ケド戦記』についての論稿をまとめたもので、装幀は佐藤可士和さんが担当しています。

*2:6/11の「知ったかぶり週報」を読みますと、この文庫100万部を配布したとか。週末にはすべて配布済みだそうです。その結果、DVDがどれだけ売れたかですね。