再び「古本うさぎ書林」サイトのリニューアル

3月16日の「古本うさぎ書林の日日平安」を読むと、「古本うさぎ書林」のサイトがようやくリニューアルされたらしい。完全なかたちではないようですが、それでも一応のメドが立ち公開、ブログでもそのことに触れています。

3月3日の「古本うさぎ書林」のリニューアルでも取り上げましたが、このリニューアルは大いに注目してました。いままでのサイトがどのようになったか。これから「古本うさぎ書林」はどういうことをしようとしているのか。そうした観点から。

サイトを見ると、「古本うさぎ書林」のタイトル上の表示が「造形芸術の本と資料」となり、トップページは書棚の一部の写真が掲載されていました。そして新着本のお知らせ。検索(Googleの検索を使用)と続きます。

カテゴリーは大項目別に分類され、中項目までが掲載されていました。大項目のカテゴリーは「建築・デザイン・都市・土木」と「映画の本(映画、映像、テレビ、シナリオなど)」の2つ。

以前はもっとカテゴリーが多かったように思いますが、今回のリニューアルで絞込みをしたようです。ですから、タイトルに添えられたサブタイトルは「造形芸術の本と資料」となったのでしょう。

このリニューアルから、商品ラインナップについて考えさせられました。いままでの総花的な陳列からより専門的な陳列へ。それも自分にとって得意な分野の商品ラインに絞っていること。これが大きな選択だと思います。

総花的に商品を品揃えしても、システムや量ではアマゾンには勝てないことはわかっています。「古本うさぎ書林」は商品ラインでなく、ラインを特定し商品アイテムでの品揃えを選択しました。これが今後の小さな書店の選択の道かもしれません。

あとはその選択がどうであったかはこれからの実績が証明してくれます。こうした選択は「古本うさぎ書林」のみならず小さな書店のこれからを考える上で大事なことです。

さて、結果はいかに。