3月、気になる本

東川端参丁目の備忘録」の「3月刊行予定の気になる本」より、私の気になる本ということになりますと、何冊が挙げることができます。なんとなく春、うきうきする季節です。少し気が早いか。

まず一冊目。目黒考二さんの『笹塚日記 ご隠居篇』(本の雑誌社 3月下旬)。そのコメントは次の通りです。

読んで食って寝てだけの生活なのになぜか面白い。今回は登場人物のコメント付き。

以前目黒考二さんの『笹塚日記』を読んだときには、本、本、本、の生活が活写されていて、うらやましいと思いつつ、つらさを感じながら読了したことを思い出しました。今回はどうか。

二冊目は加藤義彦さんの『「時間ですよ」を作った男 久世光彦のドラマ世界』(双葉社 3月20日)です。久世さんのドラマは独特のテイストがあり、らしいドラマでした。倉本さん、向田さん、山田さんらのドラマと同様に、ならではのいい味がありました。

三冊目は都築響一さんの『やせる旅』(筑摩書房 3月中旬)。都築さんの本は結構注目です。今回の内容は次の通りで、かなり面白そう、そんな予感と期待があります。

堂々90キロ超の中年男が1年間で20キロ減を目指して日本を、世界を駆けぬけた、抱腹絶倒・空腹卒倒のダイエット・トラベローグ。

付録として、この中にはないのですが、新聞広告で気になる一冊がありました。それは長谷川郁夫さんの『藝文往来』(平凡社)です。著者はあの小山書店の元社主。なんとなく気になります。

東川端参丁目の備忘録」を読み続けていくと、もうすでにこの本を購入していました。さらにまた、坪内祐三さんの『変死するアメリカ作家たち』(白水社)も購入。さらに見ると、購入本のラインナップがこれまたすごいのです。

参った。