松浦弥太郎『本業失格』
今日は昨日同様に寒さ一層きびしい中、新宿ジュンク堂に行ってきました。目的は売場拡張し店舗リニューアルした店を見るためと『岩波文庫の80年』を探すため。しかしリニューアルオープンは来週であったことを店に行き知りました。*1
『岩波文庫の80年』は今日の日経新聞でも取り上げられており、購入の意を決めて行ったのですが、岩波文庫70周年記念の『岩波文庫解説総目録』*2を購入していたことをふと思い出しました。そこで思案し、購入取りやめました。
その代わりに松浦弥太郎さんの『本業失格』(集英社文庫)を購入しました。この本は「カウブックス」主宰、『暮らしの手帳』編集長である松浦さんの1997年から2000年にかけての身辺雑記とコラムをまとめたものです。
この題名は次の意味からつけられました。
本業がその人の全てではない。人生の全てでもない。本業で成功しなくてもいい。本業でないからこそ面白い。仕事についてはできるかぎり広いまさざしを持って自由でありたい。『本業失格』の意味することはまさに自由であれということだ。
本屋であるわりにはその話が余り出てきません。まさに思いのままに、愉しく遊んでいるという感じを受けます。とにかく関心のあることに夢中になるタイプ。それで生きていければ最高なのです。
まだ途中ですが、この文庫は200ページに満たないものですから、今日中には読み終えると思います。本半ばですが、松浦さんの軽いフットワークは見習いたいと思いました。
それからもうひとつ。気になった写真がありました。海外の古本屋さんの写真なのですが、どこか見たことがあり、ピンときました。海外の古本屋さんの写真を探していて、見つけた写真、そう「The Shakespeare and Company Bookstore」の写真でした。
インターネットで探したときに、この店の写真が何枚かあったのですが、どこにいったのやら。1枚だけありましたので、それを保存しておきました。この書店こそが私の夢の書店のひとつです。