久しぶりの古本屋めぐり
まだまだ気忙しい毎日が続いています。日常の時間がいつもよりも倍の速度で過ぎていきます。そのせいか、気持も爽快でなく、どことなく鈍重な気がします。
毎年それほど変わりはないと思うのですが、今年は慌ただしさがちがう、そんな年末です。
今日は天気のよく、荻窪の古本屋めぐりをしました。今回は10冊以上を購入し、なかなかの成果だと自己満足に浸っています。それにしても、本を重く感じたのは久しぶりです。
- 篠沢秀夫 『軽井沢、日比谷、パリ』(文藝春秋)
- 久保田二郎『最後の二十五セントまで』(角川文庫)
- 柳田邦男 『読むことは生きること』(新潮社)
- 谷沢永一 『執筆論』(東洋経済)
- 種村季弘 『澁澤さん家で午後五時にお茶を』(河出書房新社)
- 佐多稲子 『夏の栞』(新潮社)
- 上総英郎 『原初の光景』(小沢書店)
- 高橋英夫 『花田清輝』(岩波書店)
- 見田宗介 『宮沢賢治』(岩波書店)
- 外山滋比古『省略の文学』(れんが書房)
電車のなかで、久保田二郎『最後の二十五セントまで』を読み始めましたが、これがなんとも軽快なリズムで心地よいのです。洒脱といったらいいのでしょうか。久保田二郎さんの本、やみつきになるかもしれません。
谷沢さんの本も種村さんの本も欲しかった本で安く手に入りました。また岩波の「20世紀思想家文庫」も2冊見つけることができました。これもまた良しです。
年末の大掃除で本を古本屋さん(Bも含む)に持ってくる人が多いのでしょうか。12月意外にいい本が放出されることがあります。どうにかうまいタイミングで、購入できればいいのですが、それが簡単ではありません。
最後は運がよければでしょうか。