女性誌の本の特集

今日は帰りに本屋さんに立ち寄り。女性誌の中から「フィガロ・ジャポン」を購入しました。それは本の特集を掲載していたからです。特集名、「知性のお散歩、私が目覚める本197」。

識者の今年のベストが掲載されています。人により、感じ方も考え方もちがうわけですから、各自各様に、今年の良い本を取り上げています。これらの本のなかで、一番関心があったのが、温水ゆかりさんの3冊。

バブルの肖像

黄泉の犬

長谷川健郎写真集「奇妙な凪の日」

都築さんと藤原さんの本はすでに見ていますが、最後の長谷川さんの『奇妙な凪の日』は見てみたいと思います。温水さんがこの写真集を論じる斎藤環さんの文章も「秀逸」と評価しています。これも読み所でしょう。

さらに、次のキーワードに注目しています。

氏の造語「中景」という概念も刺激的、読み逃すにはあまりに惜しい現代を読み解くためのキーワードだ。

といいます。この「中景」という用語はどういう意味か、また現代とどう関連するのか。ますます興味が沸きます。女性誌の本の特集も侮れません。