ネット書店の動向

[古本うさぎ書林の日日平安]の11月22日「丑三つ時に」で、これからのネット書店の動向について、次のように書いていました。

楽天フリマの終了、アマゾンマーケットプレイスの古書取り扱い開始など、2006年の冬、ネットでの古本販売の環境は大きく変わろうとしている。スーパー源氏の加盟店は増え、日本の古本屋はもっと使いやすくなり(もう少しで)、商品は今まで以上に大手のポータルサイトに集中していくだろう。これは古本に限らず小売りの業態はこうした方向に向かっている。

楽天フリマの終了
この具体的な情報は 「楽天フリマ 出品機能およびフリマガ配信停止のお知らせ」に出ています。詳細についてはこちらを。
②アマゾンマーケットプレイスの古書取り扱い開始
これについてはもうすでに当ブログでも取り上げています。いままではアマゾンが登録していた古本が対象でしたが、ここで登録されてた古本の数がかなり増えたように思います。アマゾンだけが巨大化するばかりか。
スーパー源氏の加盟店増加
楽天フリマが終了すると、そこに参加の古本屋さんは他に流れます。アマゾン同様、スーパー源氏もそのひとつです。
④日本の古本屋はもっと使いやすくなり(もう少しで)
「もう少しで」どう変わるのでしょうか。どう使いやすくなるのでしょう。知りたいところです。

仔細はこれから明らかになると思いますが、ネット書店は「今まで以上に大手のポータルサイトに集中していく」ことは確かです。

でも、どこの世界にも隠れた名店や、小さくても固定ファンが離れない店があるはずで、それはネットの古本屋の世界でも同じだと思う。むしろ実店鋪よりも平等なところが面白い。

「隠れた名店や、小さくても固定ファンが離れない店」をめざしたいというのは古本うさぎ書林さんだけでなく、ネット書店の目標でしょう。

しかし、大手のポータルサイトは強いというのが、今年ネット書店をやっての実感です。四谷書房の今後についてはじっくり考えたいと思っています。