永遠の自由人のために

11月14日の「三月記(仮題)」で、北実三郎著「永遠の自由人:生きているきだみのる」(未知谷)を紹介し、きだみのるさんを取り上げています。なんとなく懐かしく、なんとなくなるほどいう気持ちになりました。

永遠の自由人―生きている きだみのる

きだみのる」の晩年に、岩手県でつきあいのあった著者による、この「永遠の自由人」はとてもよい本でした。これがよい本であるということは、この本を読んでいたら、久しぶりに「きだみのる」の本を読み返したくなったことからもあきらかです。

このブログを読み、きださんの本を探しました。今私の手元にあるきださんの本は次の3冊です。

  • 『日本文化の根底に潜むもの』
    (講談社 ミリオン・ブックス 1958年)*1
  • 『にっぽん部落』(岩波新書 1967年)
  • 『人生逃亡者の記録』(中公新書 1972年)

もう一冊『気違い部落周游紀行』(冨山房百科文庫)があった記憶はあるのですが、これが探しても出てきません。図書館で借りて読んだだけか? 定かではありません。

これ以外のきだみのるさんの本で、Amazon等のネット上で探し、次の4冊が掲載されていました。しかし、東京都立図書館の蔵書を検索すると、49件表示されます。関心のある方は検索ください。*2

ま、三月山の紹介がなければ、ここまで調べることがなかったのですが、これがログ散歩のいいところです。いつもの道を歩きながら、知らない道に分け入って、いつも間にかまったく違った所に出る。そういう愉しみ、捨てがたい、のです。

*1:これはSで購入したもので、講談社発行なのですが、奥付の発行所は株式会社大日本雄弁会講談社となっています。という社名の時代の本です。

*2:こうした本の検索はなんといっても図書館です!