古本屋に行きたい、行けない

新宿に夕方行くと、とにかく人が多い。三連休の初日のせいか。それにしてもなにかあくせくしている感じ。天気のいいせいもあり、人の流れも勢いづいているような気がしました。

この三連休は天気もいい(らしく)、行楽に最適です。ですから、今日のアンテナの動きを見ますと、書込みがなんだか少ない気がします。大方、みんな外出?かもしれませんね。

今週も書店や古本屋に行っていないのです。購入もできないし、仕入もできません。書棚にすき間が増えています。これはいいことなのですが、新しい本を仕入れないと、どうもいけません。

いまやっている仕事が一段落するかどうかは未定ですが、いまの状態では十分な仕入ができない。同時に在庫に減少していく状態です。仕入をし売上を上げるか、在庫を減らし経費を減らすか。( 両方が理想!)

そんなことを考えながらブログを見ていますと、昨日取り上げた京都の「第30回秋の古本まつり」の記事を見つけました。一つは「三月記(仮題)」の「2006年「秋の古本祭り」at百万遍知恩寺」。もう一つは「文壇高円寺」の「京都帰り」です。

前者は写真も掲載し、古本の価格の値崩れはないが、低下傾向にあるとして、次のようにいいます。

人ごとなので勝手な感想ですが、このままのスタイルで、この古本まつりが50回とか70回とか続くことはあり得ないような予感がします。

この秋、古本まつりは各地で開催されていますが、古本の価格低下、メディアとしての機能低下になったら、またそれほど儲からなくなったら、こうしたイベントの形は変わると思います。

また荻原魚雷さんの「京都帰り」では、京都古本まつり紀行が綴られています。

百万遍の古本祭は、競争のはげしい場所を避け、十冊五百円の文庫コーナーをめざした。田中小実昌旺文社文庫教養文庫のかたまりなどがあり、結局、三十冊も文庫本を買ってしまう。

どんな文庫を買ったのか。気になります。