本のあれこれ

京都新聞を読みますと、「第30回秋の古本まつり」(京都古書研究会主催)が知恩寺にて1日〜5日にかけてスタートしました。19店のお店が立ち並び、40万冊の本が陳列されているそうです。

最近は行っていないので、この3連休行ってみたいと思います。と、ブログに書きたいところですが、そういうわけにはいきません。来年は京都の古本屋めぐりと古本市に行ってみたいので、しっかり!予定を立てたいと思っています。

古本市といえば、神田古本まつりも今週の1日(水)で終了しました。たまたま最終日の夕方、神田神保町を通りかかりました。そこで漏れ聞いた話。

この古本まつりでの売上がだいたい50万から60万だそうです。その店なのか、各店の平均なのか、わかりませんが、そのくらいの売上ならば、まずまずでは。

また、最終日は各店300円均一本、全品50%OFF、100円均一、20%引きなどの表示があちこちにあり、最終日も面白いかもしれません。人の多いのには閉口しますが、これもまたよし。狙い目は初日と最終日か。

最近の読書では、ようやく坪内祐三さんの『本日記』『酒日誌』を読了。ともに坪内的日常がわかり、面白く読みました。人のしがらみの海を、喜怒哀楽の船に乗り・・・・・といったところでしょうか。

これから3連休。また仕事が入り、3連休ではなくなりましたが、それでも本をよむぞ、と意気込んでいます。手に取ったのが、亀和田武さんの『この雑誌を盗め!』(二見書房)。坪内さんの日記にも、亀和田さんがよく登場しています。

この雑誌を盗め!

それから映画「カポーティ*1 を観たので、ノンフィクションノベルの金字塔といわれる『冷血』(龍口直太郎訳)も読んでみたいと思っていますが ・・・・・ さて。

朝の来ない夜はない。なにもない一日もないのです。訃報が二つ。中国文学者の白川静さんと、「AV女優」で有名、最新刊「声をなくして」の作家、永沢光雄さんが亡くなりました。ご冥福をお祈り致します。

*1:カポーティの著作
『冷血』(新潮文庫 訳者:龍口 直太郎)
『遠い声遠い部屋』 (新潮文庫 訳者:河野 一郎)
カポーティ短篇集』(ちくま文庫 訳者:河野 一郎)
『カメレオンのための音楽』 (ハヤカワ文庫 訳者:野坂 昭如)
『夜の樹』(新潮文庫 訳者:川本三郎
『草の竪琴』(新潮文庫 訳者:大沢 薫)