図書館は本当に変わるか

東京都教育委員会都立多摩図書館立川市)の所蔵書籍を雑誌に特化させて「東京マガジンバンク(仮称)」として09年に衣替えする方針を決めたといいます。

学術系の専門誌や洋雑誌などを含めて約1万6000誌を集め、雑誌図書館として知られる「大宅壮一文庫」(世田谷区)の約1万誌を上回る所蔵を目指すとのこと。

都立中央図書館(港区)の雑誌を多摩に移し、買い増しも進めて刊行中の約6000誌と、すでに廃刊した約1万誌を集める。09年にはバックナンバーを含めて計124万5000冊をそろえる方針です。

公立図書館で、雑誌に特化するのは全国で初めての試みです。いろいろな図書館−こども図書館、マンガ図書館、美術・デザイン図書館、写真図書館など−をもっと企画すればいいと思います。

これから公立図書館も独自の特色づくりをしなければ、利用者増は見込めません。こうした試みをどんどんやってもらいたい。

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