新書もネット書棚に

ネット書店をオープンしてから今まで、単行本を中心にネット書棚に並べてきましたが、それは毎週水曜日と土曜日の新着本として、継続していきます。しかし、まだ手付かずのものがあります。それは新書と文庫。
文庫はごく一部、作家つながりで登録していますが、それほど多くはありません。文庫だけでなく新書もまったくといっていいほど手が付いていません。在庫は雑書が多く、どういう視点でまとめようか思案中です。

今新書ブームですから、まずは新書*1から始めたい思います。

単行本、新書、文庫を扱う古本屋とそれぞれを扱う古本屋とありますが、これからはネット書店をやる場合は新書のみとか、文庫のみとか、せめて新書+文庫のみでやったほうがいいと思います。

実際にネット書店をやってみますと、単行本の場所をとること、また配送上手間がかかることなど、やってみないとわからないことが多々あります。単価的には新書、文庫だと、単行本に比べて安くなりますが、諸般の問題と比べてどうか。

これからは大型店に敵わないのですから、広く浅くでなく、狭く深くという方向で展開したほうがいいように思います。あるいは広く浅くの場合には、それを新しい視点でどう編集するかが大事になります。

それやこれや、個人の選択の、判断の問題です。

( あ、汗、キーボートに落ちた。)

今日から種村季弘『江戸東京《奇想*2》徘徊記』(朝日文庫)*3を読み始めました。
江戸東京《奇想》徘徊記

▼四谷書房のサイトは http://yotsuya-shobo.com/ こちらから。

*1:新書の価格をアマゾン、楽天等でみましたが、1円の値付けあり、とにかく価格のバラツキが大きい。古本ですから、それはそれとして、理解はできますが、程度ってありますよね?でも、その程度も採算ベースを考えて、それぞれが価格を設定し、店が運営できればいいわけです。

*2:「奇想」といえば、『奇想の系譜』『奇想の図譜』(ちくま文庫)でしたか、伊藤若冲を取り上げていました。ちょうどいま東京国立博物館にて「プライスコレクション 若冲と江戸絵画」が7/4〜8/27まで開催されています。私も行ってきましたが、若冲の迫力!に圧倒されました。さらに奇想に連なる人として、長沢芦雪を発見し、これが今回の収穫でした。

*3:いくつかの書店で見ましたが、この文庫の小口の断裁がよくない。これはどうしたことか?