インターネット古本屋の適正在庫は?

一昨日、インターネット書店を始める場合の在庫について書きました。北尾トロさんの杉並北尾堂は次の通りです。

約700冊の手持ち本を目録にして売り出すことからスタートした杉並北尾堂、開業10ヵ月で1500冊を超すラインナップになり、小さいがならもいちおう古本屋らしい店構えになっている。

次に、古本うさぎ書林の芳賀さんはといいますと、これは少ない気がします。が、それでもいまは東京都古書籍商業協同組合加盟店になり頑張っています。でも681冊は意外。

せどりをはじめたのが2001年4月7日。ホームページの正式オープンの7月15日の前日までに681冊、金額にして204,668円を仕入れた。
[ 芳賀健治『インターネットで古本屋さんやろうよ!』(大和書房) p.23 ] 

では、文雅神泉堂の野崎さんは蔵書の数が予想外と言いつつ、1000冊から5000冊をめざしていました。

目録づくりは蔵書の5分の1ほど終わって約1000冊、つまり蔵書は5000〜6000冊くらいしかないことが判明、ひどくがっかりする。1万冊くらいはあると思っていたが、たいしたことないなあ。
[ 野崎正幸『駆け出しネット古書店日誌』(晶文社) p.30 ] 

適正な在庫量はいろいろな要素が絡み合っているので、一概にこうだと言えませんが、当初最低1000冊〜1500冊を確保し、5000冊をめざすというのが目標でしょうか。

今考えながら走りながらやっていますが、当店も在庫チェックと入力を始めています。これがたいへんな仕事。仕事に楽な仕事はありませんね。

さ、在庫のデータ入力。