2020-04-06から1日間の記事一覧

林哲夫『喫茶店の時代』(ちくま文庫)

4月新刊のなかで、ブログでもツイッターでも取り上げられていたのはこの一冊。林さんだけでなく、私も喫茶店の時代を過ごした一人です。私たちにとって、あの頃の喫茶店は一体何だったのでしょう。 喫茶店の時代: あのとき こんな店があった (ちくま文庫 (は…

加藤典洋『大きな字で書くこと』(岩波書店)

私は七〇歳になった。「大きな字で書くこと」は二年前からの連載だが、本紙のコラムを「水たまりの大きさで」という題にしたのも、同じ自覚と願いによる。もうものごとを、手で抱えられる、また、足でひょいと跳び越すことのできる、「水たまりの大きさで」…