東京名物神田古本まつり

 10月27日神田古本まつりに行ってきました。古本まつりも今回で60回になるそうです。開催期間は10月25日~11月4日まで。まだ始まったばかりです。お立ち寄り下さい。
 今日は天気も良く、散歩日和でしたので、多くの方が来ていました。古本市というより神田界隈のお祭りといった印象が強い気がしました。
 例えば、私の好きな晶文社の本は半額でした。それを目当てに多くの人が並んでいました。晶文社以外にも、多くの出版社が出店していました。
 古本の時代ではないと言っても、こうしたイベントで、これだけの人が来るのですから、まだ本好きがいるのでしょうか。最後の本好きはやはり中高年の方になるのでしょうか。
 4~5の古本屋さんに立ち寄りましたが、古本屋の担当者も中高年の代わりに若い人が多く、古本業界も世代交代が進んでいるのを実感しました。
 古本まつりも変わり、店主も替わり、お客様も変わっています。アナログからデジタルへの流れは変えようもありません。これからはこうした本のイベントはどうなるのでしょうか。
 あるおじさんはアマゾンで本が注文できる時代に敢えて神田に来る人はいないだろうと言っていました。確かにと頷かざるを得ませんでした。それがいまの古本業界の厳しい現状です。