船曳建夫『一字一話』(角川ONEテーマ21)

今日帰り図書館により、週末の本を物色。館内を巡回していると、船曳建夫『一字一話』(角川ONEテーマ21)を見つけました。何気なく手にとって、飛ばし読み、すると、次の箇所に目が留まりました。

ただ、新しさは最初、奇妙に見える。だからこそ、私たちはそれを摘み取ってしまわないよう、注意する必要があるように思う。 p43

この「新しさ」についての見方はまさに賛同します。私たちは新しいものに対してまず奇妙に感じます。しかし、そのなかにこれからの可能性が秘められています。新しい芽を摘み取ることのないよう、心がけたいと思います。

この新書は一字一話のエッセイですが、こうしたいい文書に出会うと、それだけですぐ読みたくなります。早速この本を借りて読んでいます。おそらく、明日には読了するでしょう。

一字一話  日本語をめぐる45の話 (角川oneテーマ21)