樽見博『三度のメシより古本!』(平凡社新書) より
荷風ではないが、書物に書かれた物事に勝ちがあると言うよりは、それを理解、あるいは味わうことを繰り返すことにこそ価値がある。人間の許された精神の自由をどこまで広げ深められるか、その触媒となるものが書物である。書物を愛するものは書物に癒されているのである。p197
荷風ではないが、書物に書かれた物事に勝ちがあると言うよりは、それを理解、あるいは味わうことを繰り返すことにこそ価値がある。人間の許された精神の自由をどこまで広げ深められるか、その触媒となるものが書物である。書物を愛するものは書物に癒されているのである。p197