北野武監督の「龍三と7人の子分たち」を観て

北野武監督の「龍三と7人の子分たち」を観ました。主演は藤竜也さんで、ジジイたちの反乱を面白おかしく描いています。高齢者を扱った映画で、何と平均年齢が72歳、実に驚くばかりです。

藤さんは、この映画以外でも、4月からNHKの木曜時代劇「かぶき者 慶次」にも出演しています。藤さんといえば、かつて大島渚監督の「愛のコリーダ」の主演という印象が強すぎましたが、最近はそうではない、らしい芝居ができるようになりました。

いい中高年の役者・俳優が減るなかで、藤さんが注目されるのは当然です。今回の映画のセンターはやはり藤さん以外にいません。われわれの世代にとって、藤竜也さんは最後の俳優なのかもしれません。


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