まだ拾える古本
今日は新宿に立ち寄り、Bを見て回りました。予想外に拾えたので、まずまずです。こんな日もあるのです。もちろん、そうでない日もあります。こればかりは不思議。巡り合わせとしか言いようがありません。このように当たり外れがあるので、古本探しは楽しいのです。
今日拾った均一本は次の通りです。
- 小林信彦『東京少年』(新潮文庫)
- 小林信彦『日本橋バビロン』(文春文庫)
- 吉田健一『絵空ごと 百鬼の会』(講談社文芸文庫)
- 吉本隆明『吉本隆明「食」を語る』(朝日文庫)
- 澤田隆治『決定版 私説コメディアン史』(ちくま文庫)
小林さんの2冊は<「東京少年」「流される」「日本橋バビロン」は自叙伝的三部作>ですので、まずこの2冊を押さえました。(下記は単行本。文庫がありますが、『流される』はまだ文庫になっていません)。
吉田さんの本は講談社文芸文庫で、この文庫も均一棚でめったに見つかるものではありません。また、吉本さんの文庫では吉本隆明さんと食との関わりを、澤田さんの文庫では昭和のコメディアンたちについて書いてあります。
でも、これだけ拾えるのですから、Bもまだ捨てたものではありません。毎回 ! このくらいのものが拾えればいいのですが、そうは問屋が卸しません。高橋英夫さんのように、「今日も、本探し」と言える日々を待望しています。