吉田監督の最新作、宮沢りえさん主演の『紙の月』が本日公開されました。話題作だけあって、映画館は大変混み合っていました。初日に映画を観るのは何年ぶりでしょう。本当に久しぶりです。
テーマは欲と金。そして男と女。いつまでも変わらぬテーマです。映画では変わっていく宮沢さんと変わらない小林さんがひときわ好対照でした。二人に同じ怖さを感じしまうほど、ともに素晴らしい演技でした。
あちら側に行ってしまう人とこちら側に止まる人。いかほどの差があるわけではありません。ただそのとき、たまたまこちら側にいただけなのかも。ここに居ますか、ここから逃げますか。映画はそんな問いを残します。
