新しいライフスタイルを提案する広告を!

5/29 朝日新聞 天野祐吉「CM天気図」より。

女の人はスキンケアに日々取り組み、中高年の男性はグルコサミンやコンドロイチンに追いかけられ、若者や子どもたちはスマホのゲームにいそがしい。いまのテレビCMを見ていると、この国ではほしいものが本当になくなったんだな、と思えてくる。

そして、

ヨーロッパのまねをするんじゃなく、日本は日本流に新しい明日の生き方を考えるときだろう。そんな “新しい明日” の断片を面白く見せてくれるようなCMがもっと出てこないと、CMそのものに “明日” はないと思うよ。

と結んでいます。

まさに上段はいまの日本の情景です。そして自分を振り返っても、ないわけではないのですが、差し迫ってこれというのはありません。ほしいものは揃っています。(敢えていえば、天野さんがいうように時間、それも豊かな時間か)。

そうしたなか、下段のように、本気で日本流の新しい生き方を考えないと、日本に明日はないと思います。また広告がそれを提案できないと、広告にも明日はありません。新しいライフスタイルを提案する広告に期待したい。