黒川創『日高六郎・95歳のポルトレ 対話を通して』

第14回 海文堂の古本市が今日、12/1~12/9に 海文堂2Fギャラリースペースで開催されてます。今年はムリでしたが、ぜひ一度行ってみたいと思っています。今日の「海文堂書店日記」では、このことと、黒川創日高六郎・95歳のポルトレ 対話を通して』新宿書房 のことに触れていました。

この本は黒川さんと日高さんとの対話を通して、日高さんの個人史を追う構成になっています。<鶴見俊輔が「言葉」から、丸山眞男が「天皇制」から、戦前日本社会の分析に取り組んだが、>日高さんは「人間」から戦前・戦後を考えてきたと話しています。(日高さんも95歳ですか。)

こうした聞き書き=対話は、その人の思想と行動を考える上で必要です。また、人との繋がり、時代との関わり方から、その時代を考えることにも通じます。あの時、あの人は何を考え、どう行動し、どういう結果だったのか。時代と日高さんが交わります。そんな内容であってほしいと思います。(読みたい本ばかりが増えていきます。)


日高六郎・95歳のポルトレ―対話をとおして