松浦弥太郎『続・日々の100』より

旅先では、古書店を見つけたら、どんなに急いでいても必ず入るようにしている。いや、決して通り過ぎることができない。自分にとって古書店は、計り知れない未知に満ちた特別の場所である。今では好みとか趣味とかいうものを超えた、いわば中毒に近い症状なのかも知れない。そして、どんな店であっても一冊の本を買う。買うべき本が無くても買う。それは長年守ってきたジンクスである。
松浦弥太郎『続・日々の100』(青山出版社)p28

これは松浦さんに限ってことではありません。大方の本好きならば、書物中毒症です。当然私自身もですが。但し、松浦さんと違うところは買うべき本がない場合は買わないところ。