気になる2冊と買った2冊

ブログめぐりをしていて、気になる2冊をメモ。

前者は原武さんの最新刊で、当初の副題は「西武と郊外の戦後思想史」でした。『滝山コミューン一九七四』の著者。鉄道という視点からの評論やエッセイが際立っています。これもその一環。

自身も、ひばりが丘団地や滝山団地といった西武鉄道沿線の団地で生まれ育った著者が(講談社文庫『滝山コミューン一九七四』)、なぜ「あの場所」に「あのような思想」が根付いていったのか、積年の疑問に決着をつけるため、毎回力のこもった原稿を執筆中です。(「考える人」編集部)

後者は『スクラップ・ブック』月報の手書き日記〈東京篇〉が一冊に。70年代、若者たちの支持を得たJJ氏。その日常が蘇る楽しい作品集。 植草さんの日常を独自のコラージュで再構成しています。

植草さんの本について検索をしていたら、近代映画社から『植草甚一WORKS』 ・・・ このカバーデザインはちょっと違う気がしますが ・・・ が出版されていました。この作品集は1巻から6巻まであり、各ジャンル別になっていますが、植草さんと言えば、やはり晶文社版がいい!

植草甚一コラージュ日記 東京1976 (平凡社ライブラリー)



今日、横浜美術館に行ったことを書きました。その帰りに新宿の「ブ」により、一巡しました。そこで拾ったのが、次の2冊です。こんな本が200円棚 ・・・ やはり、105円本であってほしい! ・・・ に並んでいます。ここが「ブ」の面白いところです。