鶴見俊輔コレクション (河出文庫)9月発売

ブログを見ていると、「BOOKS index」で文庫発売一覧が掲載されていました。
文庫の一覧ですが、すべての文庫をチェックできます。これはたいへん便利です。人が選書したものも、ひとつの見識によるもので参考になります。しかし、すべてを見渡し、自らが選書することで、洩れがなくなります。

一覧の中から、次の2冊はどうでしょう。前者は鶴見俊輔さんのコレクションを河出文庫から。また後者はすでにブログでも触れました、ベンヤミンのコレクション第6冊目(ちくま学芸文庫)です。

鶴見さんのコレクションはちくま学芸文庫として出てもおかしくないのですが、なぜか河出文庫から出ました。鶴見さんの本、かなりの数になると思います。これをどう編集するのか。この点興味があります。内容にもよりますが、文庫が1000円以上?

しかし、内容紹介を見ますと、次のように書いてあります。解題=黒川創、解説=坪内祐三 も魅力的です。

みずみずしい文章でつづられてきた数々の伝記作品から、鶴見の哲学の系譜を軸に選びあげたコレクション。オーウェルから花田清輝ミヤコ蝶々、そしてホワイトヘッドまで。解題=黒川創、解説=坪内祐三

それからもう一冊。

鶴見俊輔黒川創 聞き手)
『不逞老人』 河出書房新社 (2009/7/17)

鶴見俊輔自ら、不良少年時代の生活、社会活動を支えた人々への思いなど、ほとんど語ってこなかった足跡を今ふりかえる。NHK好評特集「鶴見俊輔〜戦後日本 人民の記憶〜」を再構成。


不逞老人