ホッケ『文学におけるマニエリスム』の情報

7/16「qfwfqの水に流して Una pietra sopra」の「由良君美のつづき」に、先日発売になった由良君美さんの平凡社ライブラリー版『椿説泰西浪漫派文学談義』について書いてあります。

その記事のなかに、来月発売のホッケの『文学におけるマニエリスム平凡社ライブラリー版の情報があったので引用しました。このところ平凡社ライブラリーがいい本を出してくれます。これからも大いに期待を。

来月はホッケの『文学におけるマニエリスム平凡社ライブラリー版が刊行されるそうだ。すばらしい。現代思潮社から出た単行本(原綴、ルビ、山カギの頻出する種村季弘のマニエリスティックな翻訳)は二分冊だったが、今度はどうだろうか。一冊ならミシェル・レリス『幻のアフリカ』ほどの特大巻になるかもしれない。『幻のアフリカ』は二分冊にすべきだったと二宮隆洋氏はAmazonで評していたが、わたしはそうは思わない。二冊にすると総定価が割高になるからである。