E・M・シオランの言葉

最近は何と言っても本は厚さの時代? いい本はとにかく厚い。

今週図書館に行き、E・M・シオランの『カイエ』を見たことを思い出しました。この本、予想外に厚く重く、借りようと思ったのですが、断念した本なのです。

そして今日ブログめぐりをしていると、「閑人亭日録」がE・M・シオランの本を取り上げていました。ドキッとする言葉が並んでいます。『生誕の災厄』の中から、いい言葉を拾い上げ、紹介しています。

例えば、「どのページでもいい、気ままに本を開いて、胸にこたえる一行があったら、そこから読みはじめていただきたい。」この一行、さて素晴らしい”出会い”か、悲惨な”事故”か。

また、「一冊の本は、延期された自殺だ。」何て言われると、「延期された自殺」にこだわり、この意味を解読しようとします。一行は読まれることによって心のノードからリンクへ向かう・・・・・。

ノード【node】
ネットワークを構成する一つ一つの要素のこと。通信ネットワークではコンピュータやハブ、ルータなど一台一台の通信機器がノードに当たる。ノードとノードを結ぶ線はリンクという。