代官山T-Site 蔦屋書店は素敵だ!

先日、代官山T-Siteに行ってきました。

これが新しい蔦屋書店のカタチです。六本木もそれなりに驚きましたが、代官山は大人・・・それも中高年・・・向けの配慮がそこかしこにあり、六本木以上に驚きました。

各フロアを巡っても、なにかゆったりとした心持になり、これが近くにあったら!きっと日参するでしょう。それだけのゆとりと充実を与えてくれる空間です。できれば代官山に住みたい。そんな思いにもさせます。

ただ、問題は場所です。小売はご承知の通り立地で決まると言われています。駅から歩いて10分もかかりません。が、代官山まで来る時間をどうするか。

近いと来たいと思いますが、遠いと来たいと思っても、なかなか来れるものではありません。まして中高年がターゲットであれば、なおさらです。

代官山T-Siteには駐車場もあるので、車で来る客層を引くことができれば、距離の問題は多少緩和されるでしょう。しかし克服されるまでには至らないでしょう。

あとは引きと押しで、次の企画をどう打ち出していくかです。それによって、年に1・2回の来店が毎月になり、毎週になる、そんな企画が必要でしょう。

増田社長は自ら企画屋と称しています。この新しい蔦屋書店を育成するためには、まさに企画屋の手腕が問われます。

立地の遠近をどう克服するか。これは小売の古くて新しい問題です。

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