年の初めのブックオフ

1/4の「古本ソムリエの日記」を読んでいて、山本さんが「最近、ブックオフが元気ないように思う。」と書くと、それに対してのコメントがいくつか掲載されます。元気あるなしはその店の品揃えから雰囲気までのインストア・マーケティングによるので、簡単に判断はできません。が、私も山本さんと同様に、元気がないように思います。特に小型店舗。店にもよりますが。

しかし、こういうこともあるのです! kotetsuさんのコメントを そのまま引用します。

ブックオフのお正月本半額セール良かったですよ。
千島や高槻のブで60冊くらい購入しました。
北沢恒彦の本や辻潤の本など珍しい本も買えました。
荒川洋治の本も5〜6冊買えました。
京都に行ったら善行堂さんでも良い本を買いたいです。

何とも。この冊数とその内容。すばらしい釣果です。一本釣りでなく、投網でもしたのでしょうか。山本さんも、それに応えて、次のようにコメントを書いています。

kotetsuさま、ブで60冊ですか、すごいですね。やはり、いろんなブを回らないといい本には出会えないのかも知れませんね。元気なブックオフもあるのですね。元気よすぎても古本屋としては困るのですが…。善行堂にもぜひお越し下さい。

例えば、空想書店 書肆紅屋さんの1/4「正月休みの締めは…」で紹介している講談社文芸文庫の4冊。最近の「ブ」の収穫としては!!! の文庫です。偶然なのか、戦略なのか。どちらにしても、運も味方に、さすがです。

最後は山本さんが言うように、「いろんなブを回らないといい本には出会えないのかも知れませんね」ということに行き着きます。が、それをするための「本気、元気、根気」*1 が必要です。

和本入門 (平凡社ライブラリー)      江戸の本屋と本づくり―続 和本入門 (平凡社ライブラリー)      和本のすすめ――江戸を読み解くために (岩波新書)


*1:3つの「気」もいろいろあります。検索をしてみて下さい。それぞれがそれぞれの3つの「気」を作っています。しかし、多かった3つの「気」はこのやる気、本気、根気。そのなかでも、やる気が元気であったりもします。私のおすすめは漢字でまとめ、順序としてはこの順序での、「本気、元気、根気」の3つです。