よいデザインとは

昨日のブログでデザインの本を2冊紹介しました。

今日、新書を整理していて、たまたま手に取った本が紺野登さんの『創造経営の戦略』(ちくま新書)でした。それを読みすすめると、創造経営をするためにはデザイン、広くアートが重要な要素になってくると言っています。

そして、イタリアの調理器具・ギフトグッズのメーカー、アレッシィ社のアルベルト・アレッシィ社長がデザインと経験の関係において、よいデザインの定義を次のように言っていました。

 「よいデザインというものは、私の中に湧き上がるリアクションでいつでもわかる。まず最初は驚きの感覚、しかしすぐにすべてが理解でき、再発見の喜びが続く。よいデザインとは、古くてもう忘れていた記憶や、何年も会っていなかった古い友人に突然またであったような瞬間と似たものなのだ。・・・ よいデザイナーはわたしたちの潜在意識の表層を掬う。彼らは美学的言語を使って、すでに埋もれてしまったり失われたものを結びつけ、表現する」

よいデザインの定義として一理ありです。

創造経営の戦略 (ちくま新書)        知識経営のすすめ―ナレッジマネジメントとその時代 (ちくま新書)